大人にこそ見てほしい名作
声優の生アテレコで綴るライブシネマ
ピノキオ
(C) B-Walter Studios_LAVAlabs



監督:アンナ・ジャスティス
 
第22回キンダー・シネマ・フェスティバルオープニング作品(8/13)
  (第22回キンダー・シネマ・フェスティバルは
   8/13(水)~17(日)調布グリーンホールにて開催
   事務局03-5355-1225)
 
公式サイト: http://kinder.co.jp

ストーリーと見どころ●
ディズニーのアニメーション映画であまりにも有名な、「ピノキオ」のお話。
ピノキオのイノセントなヤンチャぶりとゼペット爺さんの孤独、
友達の兄弟と両親との関係を中心に、
親子の何気ない日常と深い絆を描いている。

「ピノキオ? 知ってる知ってる」と言わず、
今こそ、そして大人こそ、見てほしい映画だ。

厳しいながら子を心配する親の気持ちや、
親をうっとうしく思っても最後は頼る子の気持ちなどが丁寧に描かれ、
改めて「ピノキオって深い話だ~」と感じずにはいられない。

また、
今回は、映像は実写とCGのコラボレーションで、
そこへ、
声優たちがその場でアテレコをするという「ライブシネマ」で上演される。

夏休み、
たった一度きりの上映。
時間の合う方は、ぜひ。


 
解説●
キンダー・シネマ・フェスティバルは、
東京都の調布市グリーンホールで毎年夏に開催、常に約1万人の動員がある。
今年は8月13日~17日。
各国大使館後援のもと、世代、環境、国籍を超え、すべての子どもたちに贈る
グローバルな子どもたちの映画祭は、
1992年、世界三大映画祭の一つであるベルリン国際映画祭
児童映画部門の協力を得てスタートし、今年で22回目を迎える。

年齢に合わせ、短編から長編までさまざまな作品が集い、
「みる」だけでなく、映画を「つくる」ワークショップも! 
クラウンとあそべるイベントもあり、
子どものペースで楽しめる文字通り「お祭り」だ。
 
特色である「ライブシネマ」は、
字が読めなかったり字幕を読むのに慣れない子どもが
外国映画を楽しめるようにという心遣い。
臨場感あふれる一発勝負の「ナマ吹き替え」は見事! 
日本が発祥の地で、外国の声優たちは尻込みするほど難しく、
世界に誇れる技術である。

「アンパンマン」の声などでおなじみの戸田恵子さんも声優として参加。
彼女は、この映画祭のチェアパーソンでもある。