めくるめく最新3Dアニメが扉を開ける実写人形アニメの迷宮ファンタジー

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Ⓒ1979,2014 SANRIO CO.,LTD.TOKYO,JAPAN

監督:増田セバスチャン 
3D監督:三田邦彦
制作プロダクション:キュー・テック 
企画・制作・配給:アスミック•エース/製作:サンリオ  
封切:11月29日(土)全国ロードショー <3D/2D同時公開>
公式サイト: http://kurumiwari-movie.com

あらすじ●
赤い月の夜、おどろおどろしい鈴の音が聞こえてくる。
夜更かししている子どもを探し出し、ネズミに変えてしまう怪しい男。
その名も「砂男・ジャンガリン」!
…そんなお話を枕元で婆やから聞かされる少女クララは、
ドロッセルマイヤー伯父さんからもらったくるみ割り人形を大切にしていた。
ところがある夜、クララが目を覚ますとお気に入りのくるみ割りが
ネズミの大群にさらわれようとしているではないか!
クララはネズミたちが消えて行った広間の大時計の中へ!
そこには思いもかけない迷路の世界が広がっていた。

みどころと解説●
ホフマン原作の世界的な童話「くるみ割り人形」は、
チャイコフスキーが作曲した名曲バレエ音楽と融合し、
バレエあり、ミュージカルあり、映画あり・・・と
これまでも多くのアーティストをインスパイアしてきた。
今回は、サンリオがハローキティ40周年を記念して、
「誰も観たことのない世界」を目指した。
多彩なクリエイターたちが作り上げたのは、ドラマチックな人形ミュージカル。
圧巻は冒頭繰り広げられる3Dアニメだ。
極彩色の万華鏡ワールドに体ごと吸い込まれそうだ。
そんな最新技術がこじ開けた迷宮の扉の向こうに現れるのは、
昔懐かしい肌触りの実写人形アニメーションだ。
1979年に公開されたフィルムを現代の技術をもって再生、
童話の温もりを大切にしてリクリエイトしている。
物語はホフマンの原作を尊重した構成で、
砂男や二つ頭の白ネズミ女王などが大活躍するちょっと怖いテイスト。
声優は、主演のクララに有村架純、王子に松坂桃李と若手人気俳優を据え、
ドロッセルマイヤー役の市村正親をはじめ、
安蘭けい、吉田鋼太郎などの舞台俳優のほか歌手の由紀さおりと
脇には実力者を配置。
広末涼子、板野友美、藤井隆らも参加というゴージャスな布陣だ。
テーマ曲 「おやすみ -extended mix-」はきゃりーぱみゅぱみゅが歌う。
ハローキティで日本の「kawaii」を世界に広げたサンリオ。
子どもに伝えたい物語の原点を大切にしつつも、
現代ならではのテイストを駆使したエンターテインメントとなっている。